
明日の出張が急に決まった、週末の旅行の手配を後回しにしてしまった――そんなとき、新幹線の前日予約でも安く乗る方法はないかと気になりますよね。実は、スマートEXやエクスプレス予約といったネット予約サービスを活用すれば、前日でも割引きっぷが手に入るケースがあるんです。
特に東海道新幹線のこだまやひかりを使う区間であれば、EX早特1という前日まで購入可能な早割商品が用意されていて、通常料金と比べてかなりお得に乗車できます。
一方で、早割の中には21日前や7日前までに予約が必要なものもあり、前日ではすでに受付が終了している商品も少なくありません。
この記事では、前日からでも間に合う新幹線の割引きっぷを中心に、予約方法の手順や注意点、こだまを使った節約術、さらには半額になるような早割の仕組みまで、幅広くまとめました。
急な予定にも焦らず対応できるよう、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント
- 前日まで購入できるEX早特1の対象区間と料金の目安
- スマートEXでの早特商品の具体的な予約手順
- こだまを活用して新幹線に安く乗る方法
- 早割商品ごとの予約期限の違いと注意すべきポイント
新幹線の早割予約は前日でも間に合うのか
新幹線の早割予約と聞くと、かなり前から準備しないと使えないイメージがあるかもしれません。でも実は、前日でも購入できる早割商品が存在します。代表的なのが、東海道新幹線で利用できる「EX早特1」です。
EX早特1は、乗車日の6日前から前日の23時30分まで予約・購入が可能な商品で、ひかりやこだまの普通車自由席を通常料金より安く利用できます。たとえば東京から静岡まで通常の自由席料金が6,270円程度であるのに対し、EX早特1では5,490円と、約800円の節約になります。浜松や豊橋などの区間でも同様に割引が適用されるため、東海道新幹線の中距離区間を移動する方にとっては、前日でも十分お得に乗れるわけですね。
ただし、すべての早割が前日まで買えるわけではありません。EX早特7は7日前まで、EX早特21は21日前までが購入期限となっているため、前日の段階ではもう買えません。また、JR東日本のえきねっとで販売されるトクだ値1も前日まで購入可能ですが、こちらは東北・北陸・上越新幹線などが対象で、東海道新幹線には使えないという違いがあります。
前日でも購入できる主な早割商品は、東海道新幹線のEX早特1(6日前〜前日)と、JR東日本エリアの新幹線eチケット トクだ値1(前日まで)です。利用する路線によって使える商品が異なるので、まずは自分の乗車区間に対応した商品があるかを確認しましょう。
EX早特の終了タイミングに注意しよう
EX早特シリーズを利用するうえで、最も気をつけたいのが予約受付の終了タイミングです。前日まで買えると思っていたのに、実はもう受付が終わっていた――こういったトラブルは意外とありがちです。
まず、EX早特1は前日の23時30分が受付終了です。つまり、乗車日の前日であれば夜の23時30分ギリギリまで購入のチャンスがあります。一方で、EX早特3は乗車日の3日前、EX早特7は7日前、EX早特21は21日前がそれぞれ購入期限です。購入期限が過ぎると、いくら空席があっても割引価格では買えなくなります。
さらに注意しておきたいのが、早特商品は席数・区間限定であり、乗車日ごとに発売数に上限があるという点です。人気の日程や時間帯では、購入期限前に売り切れてしまうことも珍しくありません。前日まで購入可能なEX早特1であっても、発売開始の6日前の時点で完売していることがあるので、できる限り早めにチェックすることをおすすめします。
なお、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始といった繁忙期には、早特商品そのものが設定除外日となり利用できません。2025年度でいえば、4月25日〜5月6日、8月7日〜8月17日、12月26日〜1月4日が除外期間として設定されています。繁忙期に新幹線を利用する予定がある方は、早特には頼れないので別の方法を検討する必要がありますね。
EX早特の購入期限は商品ごとに異なります。前日まで買えるのはEX早特1のみです。また、席数限定のため期限前に完売する場合もあります。設定除外日(繁忙期)もあわせて、利用前に必ずスマートEXまたはエクスプレス予約の公式サイトで最新情報を確認してください。
新幹線の早割が半額になる条件とは
新幹線の早割の中には、なんと通常料金の半額で乗車できるものもあります。それが、JR東日本のえきねっとで期間限定で販売される「新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)」です。
この商品は、乗車日の21日前までに購入することで50%割引が適用されるという、かなりインパクトのある早割です。たとえば東北新幹線や上越新幹線、北陸新幹線などのJR東日本エリアが対象で、発売が発表されると大きな話題になります。ただし、通年販売ではなく期間限定の設定であるため、いつでも買えるわけではありません。JR東日本が公式に発売を告知した期間のみ、限定的に購入可能となります。
一方、東海道・山陽新幹線のEX早特シリーズでは、最も割引率が大きいのはEX早特21(21日前まで予約可能)で、東京〜新大阪間の「のぞみ」普通車指定席が12,000円台で利用できるケースがあります。通常料金が14,720円程度ですから、約2,000円以上の節約にはなるものの、半額にはなりません。
つまり、半額レベルの割引を狙うなら、JR東日本エリアの新幹線を期間限定のトクだ値スペシャルで利用するのが現実的な選択肢です。ただし、前日予約では間に合わない(21日前までの購入が必要)商品なので、急な予定には対応できないという点は理解しておく必要がありますね。
半額クラスの割引きっぷは、基本的に数週間前までの早期予約が条件です。また、区間や期間が限定されており、誰でもいつでも利用できるわけではありません。最新の対象区間や販売期間は、えきねっと公式サイトなどで随時確認することをおすすめします。
スマートEX早特の買い方を分かりやすく解説
早特商品を購入するには、スマートEXまたはエクスプレス予約のどちらかに会員登録しておく必要があります。ここでは、年会費無料で誰でも使えるスマートEXでの買い方を紹介しますね。
事前に必要な準備
まず、スマートEXの公式サイトで無料の会員登録を済ませておきましょう。登録にはメールアドレス、クレジットカード、そして交通系ICカード(SuicaやICOCAなど)の情報が必要です。ICカードを登録しておくと、当日は改札にタッチするだけでチケットレス乗車ができるのでとても便利です。
予約の手順
会員登録が完了したら、スマートEXのサイトまたはEXアプリにログインします。「新幹線予約」をタップし、乗車日・乗車区間・人数などの条件を入力して検索します。検索結果に表示される列車の一覧で、早特商品が購入可能な場合は「割引あり」といった表示が出ます。
その列車を選択すると、利用できる早特商品の種類と料金が表示されます。EX早特1であれば自由席の商品を選び、座席等を確認して購入手続きへ進みます。最後にクレジットカードでの決済が完了すれば、予約は完了です。
なお、早特商品が検索結果に表示されない場合は、すでに売り切れているか、対象外の区間・日程である可能性があります。表示されないからといって操作が間違っているわけではないので、その場合は通常の予約商品を利用することになります。
スマートEX早割の予約方法を画像付きで紹介
ここでは、スマートEXで早割商品を予約する際のポイントをもう少し具体的にお伝えします。画面のどこを見ればいいのか、迷いやすいポイントを中心にまとめました。
ステップ1:ログインと条件入力
EXアプリまたはブラウザでスマートEXにログインしたら、トップページの「新幹線予約」をタップします。乗車日を指定するとき、早特1を狙うなら乗車日の前日であることを確認してください。出発駅と到着駅、利用人数を入力して「検索」を押します。
ステップ2:早特商品の選択
検索結果の画面では、各列車の横に利用可能な商品タイプが表示されます。EX早特1が購入できる場合は商品候補として表示されるので、それを選択します。ここで重要なのは、EX早特1は「ひかり」「こだま」の自由席が対象であり、「のぞみ」には基本的に使えないという点です。のぞみ停車駅間(東京〜名古屋、東京〜新大阪など)も対象外なので、区間をよく確認してから選びましょう。
ステップ3:決済と確認
商品を選択したら、登録済みのクレジットカードで決済します。予約が完了すると、登録メールアドレスに確認メールが届きます。乗車当日は、登録した交通系ICカードを新幹線の自動改札にタッチするだけで乗車できます。きっぷの発券は不要なので、当日は改札にそのまま向かえば大丈夫です。
予約後に予定が変わった場合は、乗車日当日の発車時刻前であれば別の商品への変更が可能です。ただし、EX早特1への変更は在庫がある場合に限られるため、変更時にEX早特1が売り切れていると通常料金の商品に切り替わる点だけ注意してください。
新幹線の前日予約でも安く乗れる方法まとめ
ここからは、前日の段階でも使える割引手段をさらに掘り下げていきます。EX早特1以外にも、こだまを活用した方法やパック商品など、意外と選択肢はあるものです。出発前日でも諦めず、少しでもお得に新幹線を利用するためのヒントを見ていきましょう。
新幹線を前日に予約しても安い切符の選び方
前日からでも購入できる割引きっぷは、大きく分けて3つのカテゴリーに分かれます。
1つ目は、先ほど紹介したEX早特1です。東海道新幹線のひかり・こだまの自由席を割引価格で利用でき、前日の23時30分まで予約可能です。のぞみ停車駅間以外の中距離区間に強い商品です。
2つ目は、JR東日本のえきねっとで販売される「新幹線eチケット(トクだ値1)」です。東北・北陸・上越新幹線などが対象で、乗車日前日の23時50分まで購入できます。割引率は区間にもよりますが、10%〜15%程度の値引きが期待できます。
3つ目は、JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」です。こちらは旅行商品の扱いで、前日の22時頃まで購入可能な場合があります。東京〜新大阪間のこだま普通車指定席が通常よりかなり安く手に入り、1ドリンク引換券もついてきます。ただし、列車の変更ができないなどの制約があるため、時間に余裕のある旅行向きですね。
どの商品がベストかは、利用区間と乗りたい列車の種類によって変わります。のぞみで東京〜新大阪を移動したいなら前日の割引は限られますが、ひかりやこだまでの移動でよければ、前日でもそれなりにお得な選択肢が残っています。
こだまの新幹線予約が安い理由と活用術
新幹線のこだまは、各駅に停車するため所要時間が長いという特徴がありますが、そのぶん割引商品が多く設定されている列車でもあります。では、なぜこだまは安くなりやすいのでしょうか。
理由はシンプルで、こだまは長距離区間での利用率が低いからです。東京〜新大阪間で約3時間40分かかるこだまに対し、のぞみなら約2時間20分。ビジネス利用者の多くはのぞみを選ぶため、こだまには空席が生まれやすく、JR側も利用促進のために割引商品を充実させているわけですね。
活用術としては、時間に余裕のある旅行や帰省で、片道だけこだまにするという方法があります。たとえば、行きはのぞみで時間を節約し、帰りはこだまの割引きっぷでゆっくり帰るといった使い分けです。こだまはのぞみに比べて車内が空いていることが多いので、快適に過ごせるというメリットもあります。
また、こだまのグリーン車を格安で利用できる「EXこだまグリーン早特3」(3日前までの購入が必要)もあり、普通車指定席のような料金でグリーン車に乗れるケースもあります。前日には間に合いませんが、3日前であれば狙う価値は十分にあるかなと思います。
新幹線のこだま予約で節約する具体的な手順
こだまを使って新幹線の費用を抑えるために、具体的な予約の流れを整理しておきます。
手順1:スマートEXに登録する
まだスマートEXの会員でない方は、公式サイトから無料登録を行います。メールアドレス、クレジットカード、交通系ICカード番号を用意しておけば、数分で完了します。年会費は一切かからないので、新幹線をたまにしか使わない方でも気軽に登録できます。
手順2:こだまの列車を検索する
スマートEXにログインし、「新幹線予約」から乗車日と区間を入力して検索します。検索結果には、のぞみ・ひかり・こだまの列車が混在して表示されるので、こだまの列車を選択します。
手順3:早特商品を選ぶ
こだまの列車を選択すると、利用可能な商品が表示されます。前日であればEX早特1が候補に表示される可能性があります。3日以上前であればEXこだまグリーン早特3も選べるかもしれません。それぞれの料金を比較して、自分に合った商品を選びましょう。
手順4:決済して完了
商品を選んだら、クレジットカードで決済し、予約完了です。チケットレス乗車の場合は交通系ICカードをそのまま改札にタッチするだけで乗車できます。
なお、当サイトでは新幹線のチケット購入に関する基本的な流れを別の記事でも解説しています。券売機や窓口での購入方法も含めて知りたい方は、新幹線チケットの買い方を当日購入の流れで解説も参考にしてみてください。
前日でも使える割引きっぷの比較一覧
ここまで紹介してきた、前日でも購入可能な主な割引きっぷを表にまとめました。自分が利用する区間や列車に合わせて、最適なものを選ぶ参考にしてみてください。
| 商品名 | 対象エリア | 購入期限 | 対象列車 | 割引の目安 |
|---|---|---|---|---|
| EX早特1 | 東海道新幹線 | 前日23:30まで | ひかり・こだま自由席 | 数百円〜約1,500円程度 |
| 新幹線eチケット(トクだ値1) | JR東日本エリア | 前日23:50まで | 対象の指定列車 | 約10〜15%割引 |
| ぷらっとこだま | 東海道新幹線 | 前日22:00頃まで | こだま指定席 | 約1,500〜4,000円程度 |
| スマートEXサービス(通常予約) | 東海道・山陽・九州 | 発車4分前まで | 全列車 | 指定席200円引 |
上記の料金・割引率はあくまで一般的な目安です。区間や時期によって変動するため、正確な金額は各サービスの公式サイトで必ず確認してください。また、ぷらっとこだまは旅行商品のため、他の割引きっぷとは購入ルートや制約条件が異なります。
表を見ると分かるとおり、前日時点で最も割引幅が大きくなりやすいのは、ぷらっとこだまです。ただし列車変更ができないなどの制約があるため、時間の自由度を重視するならEX早特1のほうが使いやすいですね。スマートEXの通常予約は割引幅こそ小さいものの、のぞみも含めて全列車に使え、発車4分前まで予約できるという圧倒的な柔軟性があります。
ネット予約と学割の使い分けについて詳しく知りたい方は、新幹線予約はネットと学割どっちがお得?賢い買い方を解説の記事もあわせてご覧ください。
新幹線の前日予約を賢く活用するためのまとめ
ここまでの内容を振り返ると、新幹線の前日予約でも安く乗る方法は確かに存在します。特に東海道新幹線のEX早特1は、前日の23時30分まで購入可能で、ひかりやこだまの自由席をお得に利用できる貴重な商品です。
ポイントを整理すると、前日に割引きっぷを手に入れるためには、まずスマートEXやえきねっとなどのネット予約サービスに事前登録しておくことが大前提です。登録がまだの方は、次に新幹線を使う予定がなくても、今のうちに済ませておくと安心かなと思います。
そして、前日でも諦めずに割引商品を検索すること。EX早特1やトクだ値1、ぷらっとこだまなど、前日まで買える商品は複数あります。売り切れの可能性はあるものの、検索しなければ割引の有無すら分かりません。ものの数分でチェックできるので、前日であっても必ず確認する習慣をつけるのがおすすめです。
もし前日では間に合わない割引を使いたいのであれば、次回以降は早めの予約を心がけましょう。21日前のEX早特21や、期間限定のトクだ値スペシャル21(50%割引)など、早く動くほど割引率は大きくなります。計画的に予約できれば、新幹線の移動費をかなり抑えることが可能です。
この記事で紹介した料金・割引内容は、あくまで一般的な目安としてお伝えしています。各商品の正確な料金や最新の販売状況については、スマートEX公式サイトのEX早特1商品ページなど、各サービスの公式情報を必ずご確認ください。