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新幹線さくらで充電!コンセントの場所・使い方・おすすめ座席

新幹線さくらでの移動中、スマートフォンのバッテリー残量が気になった経験はありませんか。

この記事では、新幹線さくらで充電したい方に向けて、コンセントがどこにあるのか、具体的な使い方、充電に便利なおすすめの座席について詳しく解説します。

さらに、充電用のUSBポートの有無、グリーン車や自由席での対応状況、そして意外と知らない九州新幹線のつばめとさくらの違いや、新幹線みずほとさくらの違いにも触れていきますので、乗車前の疑問や不安をすべて解消できるはずです。

ポイント

  • 新幹線さくらのコンセント設置場所がわかる
  • 充電に便利なおすすめの座席がわかる
  • コンセントの使い方やUSBの有無がわかる
  • 他の新幹線との違いや注意点がわかる

新幹線さくらでの充電は可能?コンセント情報を解説

  • 新幹線さくらのコンセントはどこにある?
  • 充電に便利!新幹線さくらのおすすめ座席
  • 初めてでも安心、新幹線さくらのコンセントの使い方
  • 新幹線さくらに充電用USBポートはある?
  • 新幹線さくらのグリーン車は全席コンセント付き
  • 新幹線さくらの自由席で充電できる可能性

新幹線さくらのコンセントはどこにある?

新幹線「さくら」で充電する場合、まず気になるのがコンセントの場所です。さくらに使用されているN700系車両では、コンセントが設置されている座席とされていない座席があるため、事前に場所を把握しておくことが非常に重要になります。

普通車の場合、コンセントは主に以下の場所に設置されています。

普通車のコンセント設置場所

  • 窓側の壁(A席・E席の足元)
  • 各車両の最前列の壁
  • 各車両の最後列の壁

最も一般的なのは、窓側席(A席とE席)の足元にある壁です。3列シートの通路側(B席、D席)や中央(C席)にはコンセントがありません。そのため、充電を確実にしたい場合は、予約時に窓側の座席を指定する必要があります。

また、見落としがちですが、各車両の最前列と最後列の座席にも、壁にコンセントが設置されています。これらの席は、前の座席のテーブルが使えない代わりに、スペースが広く、コンセントも利用できるというメリットがあります。

ただし、これらのコンセントは全席に用意されているわけではないため、乗車してから「コンセントがない!」と慌てないためにも、予約段階で座席を指定しておくのが最も確実な方法と言えるでしょう。

充電に便利!新幹線さくらのおすすめ座席

新幹線さくらで充電しながら快適に過ごすためには、座席選びがカギとなります。前述の通り、コンセントは特定の場所にしか設置されていないため、充電を優先するなら以下の座席がおすすめです。

1. 窓側席(A席・E席)

最も手軽で一般的な選択肢が窓側席です。自分の足元にコンセントがあるため、ケーブルの長さを気にすることなく、手元のスマートフォンやPCを充電できます。景色を楽しみながら充電できるのも窓側席ならではのメリットです。

予約サイトでは座席表からピンポイントで指定できるため、早めに予約すれば確保しやすいでしょう。

2. 最前列・最後列の席

次に便利なのが、各車両の最前列と最後列の席です。これらの席は壁際にコンセントが設置されており、全席から利用可能です。

最前列・最後列のメリット

  • 前の座席がない(最前列)ため足元が広い
  • 後ろに気兼ねなくリクライニングできる(最後列)
  • スーツケースなど大きな荷物を置きやすい(最後列後方スペース)

特に最前列は、前に人がいないため落ち着いて過ごしたい方におすすめです。ただし、折りたたみ式のテーブルが肘掛けに収納されているタイプで、少し小さめな点には注意が必要です。

最後列は、座席の後ろにあるスペースに大きな荷物を置けるため、荷物が多い旅行者に人気があります。このスペースを利用するには予約が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

これらの座席は人気が高く、特に週末や連休中はすぐに埋まってしまう傾向があります。旅行の計画が決まったら、できるだけ早く指定席を予約することを強くおすすめします。

初めてでも安心、新幹線さくらのコンセントの使い方

新幹線さくらのコンセントは、家庭用のものと基本的に同じように使えますが、いくつか知っておくと便利なポイントがあります。

コンセントは、前述の通り窓側の壁や最前列・最後列の壁の足元付近に設置されています。カバーが付いている場合もありますが、手で簡単に開けられます。

コンセントの仕様について

新幹線のコンセントは、一般的な家庭用コンセントと同じAC100Vです。差し込み口は2口タイプで、特別なアダプターは必要ありません。普段使っているスマートフォンやノートパソコンの充電器をそのまま差し込んで使用できます。

コンセントには「最大2A(アンペア)まで」といった注意書きがあります。これは、消費電力の大きな電化製品(ドライヤーやヘアアイロンなど)の使用を制限するためのものです。スマートフォンやPCの充電であれば、まず問題になることはありません。

利用する上でのマナーと注意点

コンセントは共有の設備であるため、利用する際は周りの乗客への配慮が大切です。

  • 長時間の独占は避ける:特に通路側の方が利用したい場合など、譲り合いの精神を持ちましょう。
  • 充電ケーブルの扱いに注意:ケーブルが通路にはみ出したり、他の人の通行の妨げになったりしないよう、足元でコンパクトにまとめましょう。
  • タコ足配線は非推奨:複数の機器を同時に充電したい場合でも、タコ足配線(電源タップ)の使用は、安全上の観点から推奨されていません。他の乗客とのトラブルの原因にもなりかねないため、避けるのが無難です。

特に混雑している車内では、お互いが気持ちよく過ごせるように配慮することが重要です。もしコンセントの場所がわからない場合や、不具合がある場合は、遠慮なく乗務員に尋ねてみましょう。

新幹線さくらに充電用USBポートはある?

最近のカフェや空港ラウンジでは、USBポートが直接壁に設置されていることが増えてきました。そのため、「新幹線さくらにも充電用のUSBポートがあるのでは?」と考える方もいるかもしれません。

結論から言うと、現在、新幹線さくらとして運行されているN700系車両には、基本的にUSBポートは設置されていません。充電する際は、コンセントにACアダプター(充電器)を接続する必要があります。

一部の最新型車両、例えば東海道新幹線などで導入が進んでいる「N700S」には、グリーン車の全席と普通車の一部座席の肘掛けにUSBポートが設置されています。しかし、山陽・九州新幹線を走る「さくら」の主力はN700系であるため、USBポートは期待しない方が良いでしょう。

ACアダプターを忘れずに!

USBケーブルだけを持っていても、新幹線さくらでは充電できません。乗車前には、必ずACアダプター(コンセントに差し込む部分)を荷物に入れたか確認してください。忘れてしまうと、せっかくコンセントのある席を確保しても充電できなくなってしまいます。

もしACアダプターを忘れてしまった場合は、主要な駅のコンビニや家電量販店で購入することも可能です。移動中にどうしても充電が必要な場合は、モバイルバッテリーを携帯しておくと、さらに安心です。

新幹線さくらのグリーン車は全席コンセント付き

「充電の心配を一切したくない」「どの席でも確実に充電したい」という方には、グリーン車の利用が最もおすすめです。

新幹線さくらのグリーン車では、全ての座席の肘掛け部分にコンセントが設置されています。窓側・通路側を問わず、どの席に座っても自分の手元で充電が可能です。

グリーン車のメリット

  • 全席コンセント完備:座席の場所を気にせず充電できます。
  • 快適な座席:普通席よりもシートの幅が広く、リクライニング角度も深いため、ゆったりと過ごせます。
  • 静かな車内環境:乗客が比較的少なく、落ち着いた雰囲気で移動時間を過ごしたい方に最適です。
  • フットレストや読書灯など、充実した設備が整っています。

コンセントが肘掛けにあるため、ケーブルが足元で邪魔になることもなく、スマートに充電しながらPC作業や動画鑑賞ができます。特に、出張などで移動中にPC作業をしたいビジネスパーソンにとっては、非常に価値のある設備と言えるでしょう。

料金は普通車の指定席よりも高くなりますが、その分の快適性と利便性は十分に得られます。特別な旅行や、移動時間を有効活用したい場合には、グリーン車を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

新幹線さくらの自由席で充電できる可能性

「少しでも費用を抑えたい」という理由で自由席を選ぶ方も多いでしょう。では、自由席で充電することは可能なのでしょうか。

はい、自由席でも充電できる可能性は十分にあります。新幹線さくらの自由席車両(通常は1〜3号車)も、指定席車両と同じN700系が使われているため、窓側席(A席・E席)や最前列・最後列の席にはコンセントが設置されています。

ただし、自由席には指定席と異なる注意点があります。

自由席利用時の注意点

最大の問題は、必ず座れるとは限らないという点です。特に、お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期や、週末の朝夕の時間帯は非常に混雑します。乗車しても座席が空いておらず、デッキで過ごさなければならないケースも少なくありません。

運良く座れたとしても、コンセントのある窓側席が空いている保証はありません。通路側の席しか空いていなければ、充電は諦める必要があります。

自由席でコンセント席を確保するコツ

それでも自由席でコンセント席を狙いたい場合は、以下の点を意識すると確率が上がるかもしれません。

  • 始発駅に近い駅から乗車する:乗客が少ない状態で乗れるため、席を選びやすくなります。
  • 乗車列の先頭の方に並ぶ:早めにホームへ行き、乗車口の前に並んでおくことで、好きな席を選べる可能性が高まります。
  • 平日の昼間など、比較的空いている時間帯を狙う:ビジネス利用や観光客が少ない時間帯は、座席に余裕があることが多いです。

確実に充電したいのであれば、数百円の追加料金で指定席を予約するのが最も賢明な選択です。しかし、急な乗車や短距離の移動で、空いているタイミングであれば、自由席でも十分に充電のチャンスはあります。

新幹線さくらの充電以外の特徴と比較

  • 新幹線みずほとさくらの違いを比較
  • 九州新幹線つばめとさくらの違いとは?
  • 新幹線さくらでの充電に関する注意点
  • まとめ:新幹線さくらの充電は事前の席選びが重要

新幹線みずほとさくらの違いを比較

山陽・九州新幹線には、「さくら」の他に「みずほ」という速達タイプの列車が運行しています。「さくら」と「みずほ」は、どちらも同じN700系車両が使われていますが、いくつかの重要な違いがあります。

主な違いは、停車駅の数所要時間です。

項目 みずほ さくら
停車駅 少ない(主要駅のみ) 多い
所要時間 速い みずほより遅い
運行本数 少ない 多い
座席 普通車指定席が2×2列で快適 普通車指定席は2×3列
自由席 1〜3号車 1〜3号車

「みずほ」は、新大阪〜鹿児島中央間の主要駅にしか停車しないため、「さくら」よりも目的地に早く到着できるのが最大のメリットです。一方、「さくら」は「みずほ」が通過する駅にも停車するため、より多くの駅から乗降できます。

また、見逃せないのが普通車指定席の座席配列です。「みずほ」の指定席(6号車)は、グリーン車と同じ横4列(2列+2列)のゆったりとしたシートが採用されており、快適性が非常に高いです。一方、「さくら」の指定席は標準的な横5列(2列+3列)です。

充電環境については、「みずほ」も「さくら」も同じN700系車両であるため、コンセントの設置場所や仕様に違いはありません。窓側、最前列・最後列、そしてグリーン車の全席で充電が可能です。

速さと快適性を求めるなら「みずほ」、利便性と運行本数の多さを重視するなら「さくら」と、目的に応じて使い分けるのが良いでしょう。

九州新幹線つばめとさくらの違いとは?

九州新幹線内(博多〜鹿児島中央)では、「さくら」の他に「つばめ」という各駅停車の列車が主に運行されています。この2つの列車には、車両や内装に大きな違いがあります。

最大の違いは、使用されている車両です。

使用車両の違い

  • さくら:主にN700系(8両編成)
  • つばめ:主に800系(6両編成)

「さくら」に使われるN700系が白地に青いラインのシンプルなデザインなのに対し、「つばめ」に使われる800系は、JR九州の独自デザインが特徴です。車内は、座席に西陣織の生地や木材(クスノキ)を使用するなど、和のテイストを取り入れた温かみのある空間となっています。

コンセントの設置状況の違い

充電環境にも違いがあります。「さくら」のN700系では窓側や最前列・最後列にコンセントがありますが、「つばめ」の800系車両には、基本的に乗客が利用できるコンセントは設置されていません。

一部の新しい800系車両には設置されている場合もありますが、基本的には「つばめ」では充電できないと考えておくのが無難です。

九州新幹線内で移動する際に充電が必要な場合は、各駅停車の「つばめ」ではなく、速達タイプの「さくら」を選ぶようにしましょう。

博多〜熊本間など、九州新幹線内のみを利用する場合でも、「さくら」は運行されています。時刻表を確認し、どちらの列車が来るのか事前にチェックしておくことが大切です。デザイン性の高い列車旅を楽しみたいなら「つばめ」、実用性や充電の必要性を重視するなら「さくら」がおすすめです。

新幹線さくらでの充電に関する注意点

新幹線さくらで快適に充電するためには、いくつか注意しておくべき点があります。トラブルを避け、気持ちよく移動時間を過ごすために、以下のポイントを覚えておきましょう。

1. 延長コードや電源タップの使用は控える

複数のデバイスを充電したい場合、家庭で使っている延長コードや電源タップ(タコ足配線)を持ち込みたくなるかもしれません。しかし、これは安全上の理由から推奨されていません。

他の乗客の通行の妨げになったり、つまずいて転倒する原因になったりする可能性があります。また、過剰な電力使用は車両の設備に負担をかける恐れもあるため、使用は避けるべきです。

2. 充電器やケーブルの忘れ物に注意

降車時に意外と多いのが、充電器やケーブルをコンセントに挿したまま忘れてしまうケースです。特に足元にあるコンセントは視界に入りにくいため、忘れやすくなります。

席を立つ前には、必ずコンセント周りを確認する習慣をつけましょう。スマートフォン本体を手に取った後、ケーブルをたどってACアダプターも確実に回収してください。

3. 周囲の乗客への配慮を忘れない

コンセントは共有の設備です。窓側席のコンセントを通路側席の人が使いたい場合や、その逆のケースも考えられます。もし、他の乗客からコンセントの利用について声をかけられた場合は、快く譲り合うようにしましょう。

また、充電しながら動画を観たり音楽を聴いたりする際は、必ずイヤホンを使用するのがマナーです。快適な車内環境は、乗客一人ひとりの協力によって保たれます。

もし充電したい機器が複数ある場合は、大容量のモバイルバッテリーを併用するのが最もスマートな解決策です。新幹線のコンセントでモバイルバッテリー自体を充電しておけば、席を離れる際も手元のデバイスを充電し続けることができます。

まとめ:新幹線さくらの充電は事前の席選びが重要

この記事では、新幹線さくらでの充電に関する情報を網羅的に解説しました。最後に、記事の要点をリスト形式でまとめます。

  • 新幹線さくらでの充電は可能
  • 普通車のコンセントは窓側席と最前列・最後列の壁にある
  • 通路側や中央の席にはコンセントはない
  • 充電を確実にするなら指定席の予約が最もおすすめ
  • 予約時に窓側(A席・E席)か最前列・最後列を指定する
  • グリーン車は全席の肘掛けにコンセントが完備されている
  • 自由席でも窓側に座れれば充電は可能
  • ただし自由席は混雑時に座れないリスクがある
  • さくらで使われるN700系にUSBポートは基本的にない
  • 充電にはACアダプターが必須なので忘れないように注意
  • コンセントは家庭用と同じAC100Vで特別な変換プラグは不要
  • 速達タイプの「みずほ」もコンセント仕様はさくらと同じ
  • 九州新幹線内の「つばめ」には基本的にコンセントがない
  • 延長コードやタコ足配線の使用は安全上推奨されない
  • 降車時の充電器の忘れ物に十分気をつける

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